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2026年、既婚者が独身と偽って女性と交際したとして損害賠償を命じる判決が出ました。婚活アプリでの既婚者詐欺は「被害を証明しにくい」とされてきましたが、法的な風向きが変わってきています。
ロマンス詐欺の被害者は、警察庁の調査によると令和5年1月〜令和6年7月の間だけで3,784人にのぼります。被害額は年々増加しており、婚活目的で利用する人ほど狙われやすい状況が続いています。
「自分は大丈夫」という思い込みが、最大のリスクです。行動心理学と実際の被害事例から、見分け方と自衛術を整理します。
既婚者詐欺の「典型パターン」——心理学で見る3つの手口
既婚者詐欺には、心理学的に説明できる共通したパターンがあります。
手口1:「ラブボミング」で早期に信頼を獲得する
ラブボミング(Love Bombing)とは、出会って間もない段階から過剰な好意・称賛・連絡頻度で相手を圧倒する手法です。「こんなに分かり合える人は初めて」「あなたに一生ついていきたい」という言葉を短期間に連発します。受け取る側の脳はドーパミンを大量に分泌し、冷静な判断力が落ちます。
手口2:会う頻度を「自分がコントロール」する
既婚者が最も困るのは「予告なく訪問される」ことです。そのため「忙しいから事前に連絡して」「週末は仕事がある」という制約を自然に設けます。会える時間帯・曜日・場所が常に相手の都合で決まる関係は、リスクのサインです。
手口3:SNS・住所・職場を「絶対に教えない」
身元を特定できる情報を頑として出さない人は、何かを隠している可能性があります。「プライバシーを大切にしている」という理由でInstagramも教えない、職場名も濁す、というパターンは注意が必要です。
会う前・会った後に使える「見分け方7チェック」
既婚者かどうかを確認するための、具体
的なチェックポイントを紹介します。会う前の3チェック
①プロフィール写真の検索:Google画像検索・TinEyeで逆検索し、別のサイトで別名で使われていないか確認します。②SNSアカウントの確認:FacebookやInstagramが存在するか、友人関係が自然かを確認します。③電話番号の確認:Googleで検索して、別の名前や会社名がヒットしないか確認します。
会った後の4チェック
①指の日焼け跡:結婚指輪を外した跡(日焼けの境界線)がないか確認します。②財布・スマホの扱い:スマホを常に伏せて置く、財布を見せたがらない人は要注意です。③「連絡のルール」を設けたがる:「LINEは既読しても返信が遅れる」「夜9時以降は連絡しにくい」などの一方的なルールを早期に設定しようとします。④家への招待を永遠にしない:交際が進んでも「部屋が散らかっている」などの理由で招待しない場合は、同居者がいる可能性があります。
被害を防ぐための自衛術——法的手段と心理的防衛
万が一、既婚者詐欺の被害に遭った場合の対処法と、事前の予防策を整理します。
身元確認のサービスを活用する
2026年現在、マッチングアプリの本人確認は強化されています。マイナンバーカード連携・顔認証照合を導入しているアプリを選ぶことが、リスク低減の第一歩です。既婚・未婚の確認には戸籍謄本の提示を求めるサービスも存在します。
「早すぎる親密さ」に立ち止まる習慣をつける
出会って1〜2週間で「運命の人」「一緒になりたい」という言葉が出た場合は、意図的に距離を置くことをおすすめします。感情が高まっているときこそ、第三者(友人・家族)に状況を話して客観的な意見を求めてください。
被害を受けたときの法的手段
既婚者が独身と偽って交際した場合、不法行為(民法709条)に基づく損害賠償請求が認められるケースが増えています。証拠として、LINE・メール・デート費用の領収書などを保存しておくことが重要です。相談窓口は「法テラス(0120-078-374)」が無料で対応しています。
まとめ
婚活アプリで出会う人全員を疑う必要はありません。しかし「この人は大丈夫」という根拠のない信頼は、詐欺師が最も望む状態です。
チェックポイントを事前に知っておくことは、疑うためではなく「本物の誠実さを見極めるため」の準備です。自分の時間・感情・お金を守ることが、最終的には幸せな結婚への近道になります。
