「婚姻件数が減っている」というニュースを見ると、「今から婚活を始めても遅いのでは」と不安になることがあるかもしれません。けれど、統計は社会全体の動きを示すもの。あなた自身の出会いや結婚の可能性を決める数字ではありません。
2026年7月26日の婚活トレンド週次リサーチでは、国の婚姻統計、IBJの成婚データ、Omiaiの調査から、婚活の進め方を考えるヒントが見えてきました。大切なのは、周りのペースに焦ることではなく、自分に合う方法で出会いを増やし、安心して関係を育てることです。
国の婚姻統計は「焦る理由」ではなく、状況を知るための材料

厚生労働省が2026年7月24日に公表した人口動態統計速報によると、2026年5月の婚姻件数は41,169組で、前年同月より4.8%減でした。一方で、2026年1月から5月までの累計は206,971組で、前年同期より0.4%増です。
月ごとの数字は、曜日の並びや届出のタイミングなどでも動きます。「今月は減った」という数字だけで、婚活全体がうまくいっていないと受け取る必要はありません。統計は世の中の傾向を知る材料として活用し、個人の婚活では納得できる相手と出会う準備を優先しましょう。
実際、1月から5月までの累計は前年をわずかに上回っています。単月の増減だけを見て一喜一憂するより、半年・一年という単位で流れを見るほうが、社会全体の状況をつかみやすくなるでしょう。婚活を進める側にとって大切なのは、この数字の増減ではありません。自分自身の行動を止める理由にしないことです。
たとえば、プロフィールを見直す、希望条件を三つに絞る、会話が続いた人と短時間のお茶をしてみる。こうした小さな行動は、ニュースの数字に左右されず今日から始められます。
マッチングアプリは、出会いの選択肢の一つとして定着している

Omiaiを運営する株式会社エニトグループの調査では、20代の「結婚のきっかけ」としてマッチングアプリを挙げた人は27.2%で最多でした。東京都では33.3%がアプリをきっかけに結婚したと回答しています。
これは「アプリを使えば必ず結婚できる」という意味ではありません。友人の紹介や職場、結婚相談所と同じように、アプリも自然な出会いの入口の一つになっているということです。
アプリを使うなら、最初から長文のやり取りを頑張りすぎなくても大丈夫です。次の三つを意識すると、無理なく進めやすくなります。
- プロフィールに生活のイメージを一つ入れる
休日の過ごし方、食事の好み、仕事のペースなど、会話の入口になる情報を具体的に一つ書きます。 - 最初のやり取りは、答えやすい質問から始める
相手のプロフィールにある内容に触れると、やり取りが自然に続きます。 - 会う前に、安心できる条件を決めておく
初回は昼間・人の多い場所・60〜90分程度など、自分が落ち着いて話せる条件を決めておきます。
三つとも、特別な準備は必要ありません。今日のプロフィールを少し直す、返信が来ている相手に日程の候補を送ってみる。そうした一歩を積み重ねることが、数字よりも結果に直結します。マッチングアプリはあくまで出会いの入口です。そこから先の関係を育てるのは、これまでの出会い方と変わらない丁寧なやり取りです。
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年齢や住む場所だけで、可能性を狭めない

IBJ結婚みらい研究所のデータでは、50代以上の成婚数は2017年の348名から2025年には1,389名へ増えています。これはIBJで活動した人のデータで、すべての婚活者にそのまま当てはまる数字ではありません。それでも、年齢を重ねてからの婚活にも出会いと成婚の実例が積み重なっていることは心強い材料です。
成婚の傾向には地域差もあります。「都会に住んでいないから難しい」「○歳を過ぎたから遅い」と決めつけるより、生活圏で会いやすい相手像を考えてみましょう。通える範囲、会える曜日、将来の暮らし方の三つを整理すると、条件を増やしすぎずに相手を探せます。
年齢を理由に立ち止まる前に、今の自分が会いやすい範囲・時間帯・条件を書き出してみましょう。思っていたより選択肢が残っていることに気づく場合があります。地域についても同じです。遠方まで条件を広げる前に、生活圏内での出会いを増やす工夫を先に検討してみましょう。活動する曜日を固定する、オンラインとオフラインを併用するなど、方法はいろいろあります。そのほうが現実的な一歩になることが多いです。
婚活でいちばん大切なのは、数字より「安心して続けられること」

婚活は、短期間で結果を出さなければならない競争ではありません。返信が来なかった日や、会ってみて違うと感じた日も、自分に合う関係を見つける途中の確認です。
婚活を続けている人の多くが、途中で「このままで良いのか」と立ち止まる経験をしています。そこで活動をやめてしまうか、方法を見直して続けるかで、その後の展開は大きく変わります。合わないと感じたら無理に条件を広げるのではなく、活動のペースや使う手段を変えてみることも一つの選択です。たとえば、返信が続かない時期はプロフィールの見直しに時間を使いましょう。会う約束が増えてきた時期は、日程調整のしやすさを優先します。状況に応じてやり方を切り替えるだけでも、続けやすさは変わってきます。
今週できることを一つだけ選ぶなら、次がおすすめです。
- プロフィールの冒頭を、今の自分らしい言葉に直す
- 気になる相手へ一人だけメッセージを送る
- 次に会う予定を、無理のない時間と場所に整える
- 相談所やアプリなど、今の活動方法が自分に合っているか振り返る
統計や調査は、婚活の正解を決めるものではなく、選択肢を知るための地図です。自分の生活と気持ちを大切にしながら、続けられる方法を選んでいきましょう。
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よくある質問
婚姻件数が減っていると聞くと不安になります。今から始めても遅くないですか?
単月の婚姻件数は前年より減った月もありますが、2026年の累計では前年をわずかに上回っています。社会全体の数字は毎月上下するものであり、あなた個人が今から出会いを増やせるかどうかとは別の話です。統計に一喜一憂するより、今日できる小さな行動を積み重ねるほうが、結果につながりやすくなります。
周りより婚活のペースが遅い気がして焦ってしまいます。
婚活は人によって出会うタイミングも進み方も異なります。50代以上でも成婚の実例が年々増えているように、年齢や活動期間の長さだけで可能性が決まるわけではありません。周囲のペースと比べるより、自分にとって無理のない頻度で活動を続けられているかを基準にすると、焦りが和らぎやすくなります。
マッチングアプリと結婚相談所、どちらを選べばよいですか?
どちらか一方が正解というものではありません。自分のペースでやり取りを進めたい人には、アプリが合いやすい傾向にあります。条件整理や日程調整のサポートを受けたい人には、相談所が向くケースが多いでしょう。まずは今の活動方法が自分に合っているかを振り返り、合っていないと感じたら別の手段を試してみるのも一つの方法です。
この記事で紹介した数字の対象や集計方法を教えてください。

厚生労働省の数値は国全体の届出に基づく速報値です。IBJの数値はIBJで活動・成婚した人に関するデータ、Omiaiの数値は同社調査の回答結果です。対象や集計方法が異なるため、数値を個人の成婚可能性そのものとして解釈しないようにしています。
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